こうなっても原発推進する東芝のド根性

http://www.toshiba.co.jp/env/jp/report/pdf/env_report09_all.pdf
は日本の誇る大企業・東芝の環境レポートである。
また、
http://www.toshiba.co.jp/nuclearenergy/jigyoubu/nounyu.htm
には今や全世界の覚えもめでたい
福島第一原子力発電所の1号機から3号機のプラント納入実績が堂々と謳われている。

筆者は幼少の頃、東芝製の電気コタツで火事を出しそうになったことがあり、それ以来電球くらいしか自分のカネで買ったことはない。サザエさんも見ない。

それはどうでもいい話として、環境レポートの18ページには
「 原子力発電は、CO2を排出することなく、大きなエネルギーをつ
くり出すことができます。化石燃料の利用可能年数が100年前
後であるのに対し、原子燃料であるウランは、再利用することで今
後約3,000年※1もの長期にわたるエネルギー源として利用可能
と試算されています。石炭火力発電プラントの代わりに、135万キ
ロワット級の原子力発電プラントを1基建設すると、年間約905万
トン※2もの大量のCO2を削減することができます。これは自家用
車約390万台の年間排出量※3に相当します。」
とあります。
本当に環境レポートのつもりなら
原子力発電所が今回の事故のように常に放射性物質を撒き散らす可能性があることや作業員の被ばくの実態も書いておかないといけないんじゃないか?(炭酸ガスのアピールだけじゃなく)

また、今回の事故は所謂「製造者責任」は問われないのか甚だ疑問である。プラントは受注時のみならず、その後のメンテナンスも請け負うことになっているとしたら、東電と共に東芝もその責を負うことも考えられないか?
被災者のために社員寮のひとつも提供して、CO2規制とともに人にやさしい企業としてもイイんじゃないか?
日立やGE、IHIなんかもどうなの?
ほかにも原発で大儲けしている原子力関連企業もあるはずだ。

それから、まき散らした放射線物質の後始末装置をさっさとつくってもらいたい。