【TPP参加】 日本に有利なワケがない国際ルール

これはGUAMのK-Martでの一枚。
カリフォルニア米がこんな価格で売っています。
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9kgで1120円程度(1$=80円として)のコメが日本に流入してきます。
「日本のお米は”ブランド米”として売ったらいいよ」と呑気なことを言っている場合ではありません。
 
国内でも「怪しいお米セシウムさん」という扱いなのに、
海外の反応は放射能まみれの食料は輸入しないというものだろうと想像する。
 
農業に関しては悲観的にならざるを得ないTPPだが、これをチャンスと見る方法もある。
TPPは日本がかつて目指した”大東亜共栄圏”の実現でもある。
中国のような農薬たっぷり野菜ではなく、日本が好む野菜を作ってもらい、それを日本が買う。
 
一方で日本の農業はもっとシステム化して大量の雇用を作り出すことも出来るだろう。
戸別の”お百姓さん”ではなく、日本式システム農業による高生産効率、ハイテク農業による国際競争力向上と食料自給率の向上に道が拓けるかも知れない。
 
ついでに工業は政変や災害で海外生産拠点が危機に陥ることが今回分かったので、
この際だから重工業も含めて自国生産を考えてみたらどうか。
 
欧州の車両などはこれまでと同じ価格で買えるし、中国の製品も安く買えるだろう。
 
大事なのは自国の財産である質の高い労働者やノウハウ、文化の保護であり、思想的にしっかりとした政治をして行かないとカネの渦にのみ込まれてしまう結果になるということだ。
TPPは意外に”保護的な”仕組みなのである。