野村監督・両チームから胴上げ。楽天での監督生活に終止符

第二ステージは若いチームのもろさが出てしまい、残念な結果になりましたが。
日ハムの選手・コーチの中にも野村さんの育てた人材が少なからずいましたね。

思えば初年度100敗目前のイーグルスに対して、20年はAクラスに行くことはなかろうと思いましたし、
「コミック球団」でもいいや、とも感じていました。

野村監督が就任すると聞き、「まじな野球チームを目指すのか?!」と冗談交じりの応援を始めました。
負けても負けても、前を向く選手たち。
そして一年ごとに少しずつ、野村野球を身につけていく選手たちに手ごたえを感じていました。

私の好きな、渡辺直人選手や草野大輔選手は特に吸収が早かったような気がしました。

野村監督の人材育成は「自分の分身を作るタイプ」です。打席や守備、投球で”野村克也ならどうするか”を体現できるようになったときにそれは完成するのです。

しかし、このやり方は選手たちが”別に野村監督でなくても強くなれた”と発言するような形で終りやすく、球団を去る時もなかなか良い形で去ることはありません。監督の手腕が評価されにくいのです。

あの状態の楽天を2位にまで導いた監督に感謝、そして別天地でのボヤキを期待して、今シーズンの労をねぎらいたいと思います。

本当に お 疲 れ さ ま で し た 。