赤穂浪士ゆかりの人物が大阪府箕面市にいらっしゃいました。
萱野三平さんという方で、ひょっとすると吉良邸討ち入りに参加していたかも、という方です。
この旧邸は昔の街道筋にあり、無料で見学することができます。(駐車場は小型車で2~3台分)
江戸の藩邸勤務時に例の殿中刃傷沙汰の一件があり、急を知らせに赤穂(兵庫県赤穂市)に戻る途中、実母の葬儀に遭うが藩の任務が先と涙を呑んで早駕籠を走らせた逸話があります。(最近の勤め人ならどうでしょうか。)
討ち入りに際して強い希望を持っていたようですが、仕官する際にとある人からの推薦を受けていたこともあり、それには参加できないでいたとのこと。
討ち入りから約1ヶ月後、主君への忠義と恩人の面子のはざまで悩み、この長屋門の一室で切腹をなさいました。
あちらを立てればこちらが立たず、と義理を考えると難しい問題になるのは今も昔も変わらないようです。むしろ、昔のほうがキッチリしていたのかも知れませんね。