北朝鮮の韓国砲撃、今後どうなる?

戦争中であることを忘れるほど、長く続いた均衡状態。
韓国は格差こそあるものの、日本を部分的に追い抜き、世界の工場を自認していたと思う。
日本の「平和ボケ」が伝染ったかのような、女性アイドルグループやイケメン俳優の輸出など文化的にもそれは見て取れる。

その間、北は長い「平時」に苦しんでいたと思う。求心力を発揮するには国家危機が必要なのだ。それがないと貧しさに耐えながら国家に尽くす国民は余計なところに目が行ってしまうからだ。

そもそも、我が国も戦後、朝鮮有事を背景に発展してきた経緯があり、半島の紛争が長期化すれば、少なからず国内の製造業にも発展的影響があるだろうと考えられる。

北朝鮮及び中国の二国は明らかに極東の異色な存在であり、中国の拡大路線に北が呼応したと考えられなくない。大国を自負する中国が子分の北朝鮮に自分ができないことをやらせたようなものである。

これを機に、中国へ移転した製造拠点やノウハウを知っている人間を引き上げ、次の事態に備えるべきではないか。

北の砲撃が目標に当たったのは”ココム”があった時代には考えられないこと。元はと言えば日本のベアリング技術が輸出されたためである。危ない国には武器転用できる技術は禁物なのである。

朝鮮が40年も歴史を後退させるなら、日本もその時の状態に近くなると予想します。